起こる可能性のある副作用
[編集協力]
鈴木 一史 先生 東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科 講師
舟木 俊成 先生 日本赤十字社医療センター 眼科 部長
薬剤点滴の際に起こる反応
ブーレンレップの投与中や投与後 24 時間以内に、以下の症状があらわれることがあります。
よくみられる症状
- 発熱
- 吐き気
- 寒気
- 無力感
- 下痢
- 血圧低下
- 脈がはやい
- 発疹、かゆみ
- 息苦しい、息切れする など
お腹の副作用
ブーレンレップを投与すると、お腹の調子が悪くなり、吐き気がする、便が緩くなるなどの症状が出ることがあります。
よくみられる症状
- 下痢(便が緩い、回数が多い)
- 便秘(便が出にくい)
- 吐き気
- 嘔吐 など
間質性肺疾患
肺をささえる「間質」という部分に炎症が起こった状態です。ブーレンレップの投与により起きたという報告があります。
よくみられる症状
- たんのない咳が出る
- 息苦しい、息切れする
- 発熱 など
二次性悪性腫瘍
がん治療終了後に、もとのがんとは別の種類のがんを発症することをいいます。
ブーレンレップの投与により起きたという報告があります。

副作用が疑われる症状があらわれたり、いつもと違うと感じる体調の変化があらわれた場合は、すぐに主治医・看護師・薬剤師に相談してください。