特に注意すべき副作用 目に関連する副作用
[編集協力]
鈴木 一史 先生 東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科 講師
舟木 俊成 先生 日本赤十字社医療センター 眼科 部長
目に関連する副作用
よくみられる症状

その他、細菌などの感染により、まれに目の表面に潰瘍※ができることもあります。
- ※: 目の表面に深い傷ができたり、黒目の中に白い点状のかたまりができた状態のことをいいます。潰瘍ができると、激しい目の痛みや、目のゴロゴロとした異物感などの症状があらわれます。
守っていただきたいこと

目に関連する副作用は、よく認められます。
目の副作用は、主治医や眼科医とともに適切に管理する必要があります。適切に対処されない場合、重大な目の障害に進行する場合があります。

目の表面に小さな変化が起こっても、自覚症状はあらわれず、眼科検査でしか確認できないものもあります。
自覚症状があらわれていない場合でも、副作用の早期発見・対処を行うため、主治医の指示に従って眼科検査を受けてください(参照「治療前・治療中の眼科検査、眼科検査のスケジュール」)。

目に関連する副作用は、早期に発見し、適切な処置(回復するまでブーレンレップの投与を控える、またはブーレンレップの量を調整するなど)を行うことが重要です。

目に関連する症状があらわれた場合は、主治医に相談の上、すぐに医療機関(眼科)を受診してください。
急激に進行する視力低下などの症状については、緊急の処置を要する可能性があります。