治療中に注意すること
[編集協力]
鈴木 一史 先生 東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科 講師
舟木 俊成 先生 日本赤十字社医療センター 眼科 部長
治療中に守っていただきたいこと

防腐剤が入っていない人工涙液(目薬)※を1日4回以上点眼してください。 ※: 眼科医に相談の上、調剤薬局・ドラッグストアで購入してください。

コンタクトレンズの装着は控えてください。

視力の低下につながる目のかすみなどがあらわれる可能性があるため、車の運転や機械の操作を行う際は十分に注意してください注)。 注) 普通自動車やバイクを安全に運転するために必要な視力は、「両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上、又は一眼の視力が0.3に満たない方、若しくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上であること」とされています。必要な視力は自動車の種類によって異なりますので、詳しくは警視庁ホームページ「視力の合格基準」 (https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/other/tekisei03.html、アクセス年月:2025年5月)をご確認ください。
日常生活で気をつけていただきたいこと
ブーレンレップによる治療中は、以下の点に気をつけましょう。
目にやさしい生活を心がけましょう。
- 防腐剤が入っていない人工涙液(目薬)※を1日4回以上点眼しましょう。 ※: 眼科医に相談上、調剤薬局・ドラッグストアで購入してください。
- コンタクトレンズの装着は控えましょう。
- 車の運転や機械の操作を行う際は十分に注意しましょう注)。 注) 車を運転される時点での視力が「治療中に守っていただきたいこと」に記載の基準を満たしている必要があります。必ずご確認ください。
けがに気をつけましょう。
(転倒、打撲、切り傷に注意しましょう。)
- ひげそりは電気カミソリを使用し、強くこすらないようにしましょう。
- やわらかい歯ブラシを使い、やさしく歯をみがきましょう。
- 鼻をかむときは力を入れずにやさしくかみましょう。
- 排便時は強くいきみすぎないようにしましょう。
感染症を予防しましょう。
- 食事の前や外出の後など、こまめに手洗い・うがいを行いましょう。
- 体や口の中を清潔に保つよう心がけましょう。
- 外出時にはできるだけマスクをつけ、人ごみを避けましょう。