ブーレンレップのはたらき
[編集協力]
鈴木 一史 先生 東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科 講師
舟木 俊成 先生 日本赤十字社医療センター 眼科 部長
ブーレンレップは、骨髄腫細胞の表面にあるBCMAを認識し、結合した後、2つの方法で骨髄腫細胞を傷害します1,2)。
ブーレンレップが骨髄腫細胞の中に入り込み、抗がん作用をもつ薬物を切り離します。切り離されて活性化した抗がん作用をもつ薬物が骨髄腫細胞を直接攻撃し、死滅させます。

1,2)より作図
ブーレンレップは、結合した骨髄腫細胞が標的であることを免疫系に知らせ、免疫系ではたらく細胞(免疫細胞)による骨髄腫細胞の攻撃、死滅を誘導します。

1,2)より作図
1)ブーレンレップ承認時評価資料
2)Tai YT, et al. Blood. 2014; 123(20): 3128–3138.